こんにちは、ハセガワエスティ音響部宮本です。
さて、先週末の7/20から公開されました
宮崎駿監督作品の「風立ちぬ」
もう皆さんご覧になりましたか?
宮崎駿監督作品は5年ぶりという事で
世間的にも注目を浴びている作品ですので
皆さまもこの映画の事はどこかで
見聞きしたことがあるかもしれませんね。
最近の映画館や映像の技術の発展は凄いですね。
久しぶりに映画館に行く人であれば
映画館の臨場感や映像・音響技術の進歩に
びっくりされる方もいるのではないでしょうか?
音響の世界でいえばステレオなんてもう古い!
5.1chに近いサラウンド効果を持たせた劇場や
映像自体もドルビーデジタルサウンドで
高音質を実現しているというものも珍しくありません。
そんな中、この「風立ちぬ」という作品では
音響に関して、ある一つの試みが施されています。
実は、この映画モノラルなんです。
鈴木敏夫プロデューサーは
あえてモノラル音声でこの映画を作られました。
「色々聴き比べての結果」と鈴木氏はおっしゃっています。
(詳しくはこちらをご覧ください。)
この事について色々な意見が巷では言われているようですが
個人的には「絵本を読んでいるような感じ」で
それぞれのキャラクターのメッセージが
スッと入ってくる感じでした。
私達ハセガワエスティの映像部門、
ST-Visionの小原さんも
以前映画におけるアナログ効果について
話されていたのを思い出しました。
鈴木敏夫プロデューサーも
スピルバーグ監督も
自分たちが一番表現したいものを
表現する手段として
技術の波に踊らされることなく
ベストなものを導きだしたという事なのでしょうね。
そういう姿勢、日々のブライダル音響の
業務の中でも見習っていきたいと感じました
風立ちぬの感想、気になる方はこちらをどうぞ(ネタばれ注意です^^)
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