2020.12.25
【サンプリング周波数】についての疑問
こんにちは!横浜音響チームの和田です!
本日は音響らしく「音質」について書きたいと思います。
音質と言っても色々な要素がありますが、本日は「サンプリング周波数」について書ければとおもいます。
サンプリング周波数とは
1秒間に元の音を何分割するか、という意味だそうです。
CDだと44100Hzなので1秒間に44100分割されていることになります。
この数字が高ければ高いほど沢山の情報を記録できます(高い音を記録できます)ので、音質が良く聞こえます。ハイレゾなどはこの数字が高いようです(ビット深度という謎の数字も関係してきますが、今回は無視します)。
疑問
先ほど書いたように、CDは44100Hzで記録されていますが、人間が聞こえる周波数はその半分の20000Hzと言われています。
先日音響スタッフ内で話していた際に、
「それなら20000Hzくらいまで記録できれば大丈夫なんじゃない?」という疑問が生まれ、夜も眠れなくなってしまいましたので実験をしてみました。
44100Hzで書き出した音源と、半分の22050Hzで書き出した音源をご用意しました。本日はクリスマスということで楽曲は「ジングルベル」です。
44100Hz
22050Hz
違いますね…
44100Hzにくらべて22050Hzはハッキリとしていません。
調べてみると、どうやら「標本化定理」というものがあり、サンプリング周波数は再現したい音の2倍の数字を要するようです。なので、人間が聞こえる音の倍くらいの44100Hzになっているようです。
このまま書き続けるとかなり長くなってしまいそうなので今回はここまでにしておきます(笑)
いかがでしたでしょうか?気になった方がいらっしゃれば、詳しく調べてみるのも良いかもしれません。それではまた!