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東京・横浜
方向性の違いで解散するバンドは打ち合わせを怠っているに違いない 2017.08.30
こんにちは、ブライダル音響横浜の加藤です♪
都心では雨が21日間連続で続いたり、蒸し蒸しして過ごしにくかったり・・・
夏の暑さと雨が苦手な加藤には過ごしにくい日が続いております。
今回のテーマは「打ち合わせ」
そもそも「打ち合わせ」って何を打ってるの?何を合わせていくの?
ブライダル業界では当たり前のようにこの言葉を聞いているためか
何の疑問も持たずに、お客様と「打ち合わせ」をしていました。
この言葉の由来は、音楽業界から発信されているようです。
音楽会で打楽器などを打って音を合わせた様子からきているそうです。
いくら素敵なメロディが完成されていたとしてもリズム隊の打楽器の息が合わなければ良い演奏とは言えないですよね。
ブライダルの音響打ち合わせも音楽の演奏に当てはめてみると
「披露宴で使うメロディをお二人(お客様)が持ち寄り、リズム隊の音響スタッフが、当日はこういう風に奏でていきますのでお二人はそれに気持ち良く乗っかっていってくださいね」
・ ・・少し無理矢理な気もしますが、こんな関係性が見えてきました(笑)
音響の打ち合わせは基本的に1回1時間、この短い時間の中で披露宴の本番に向けて即席のバンドを結成しているような感覚にも思えます。
とあるお客様からこんなことを言われたことがあります。
「もう結婚式でどんな音楽を流せばいいかわかんないから、当日は曲も流し方も全部加藤さんにお任せしてもいいですか?」
・・・お任せいただくのは場合によってはとても嬉しくもあることですが、
結成して(初対面で)10分しか顔を合わせていない何も知らないお二人に全てをお任せされるのはかなり恐れ多いですし、せっかくの縁で二人と結成した「披露宴で良い音楽奏で隊」(バンド名のつもり・・・)もこのままでは方向性の違いで解散の危機に直面してしまうことでしょう、せっかく夢見た武道館ライブの実現もままなりません。
しかし段々お話を聞いていく内に、そういえばこんな思い出の曲があったよね。とか、このアニメの曲が好きなんだけど流せるシーンあるかな。とか母親がこの曲聴いたら多分泣くよね、じゃあ泣かせましょう。とか、でもこんな結婚式っぽくない曲ばっか選んでおかしくないかしら、いやいやお二人の個性が出た選曲の方が良いと思いますよ。なんて少しずつ加藤との音楽活動に興味を持っていただきなんとか形になった覚えがあります。
結果的に「披露宴で良い音楽奏で隊」は当日の披露宴以降音楽活動は行っておりませんし夢の武道館ライブも叶いませんでしたが、そのお二人は今も幸せな家庭を築いて暮らしているはずです。
・・・こんな風に結成と解散を繰り返しながら、色々なお二人と打ち合わせをしてきたんだなぁとカフェで思い返しながら打ち合わせの楽しさを再確認した1日・・・
疲れた身体には甘いものを?
終わりです。